検証!巨人原監督と阪神矢野監督の違い
プロ野球も開幕して2か月。今は交流戦の最中ですよね。野球ファンにとっては、セ・パの野球の違いを一目で見られる、ある意味で一度で二度おいしい時期になりました。交流戦は、後のリーグ優勝に向けての大切な試合が続きます。毎年、パ・リーグの優勢が伝えられていますが、今年もその傾向になりそうです。
今回の検証テーマは、セ・リーグの伝統チームを率いるお二人のCANCODEから采配の違いを検証しようと思います。普段、このパターンの検証はあまりしないのですが、采配にCANCODEの違いがハッキリ出ている感じがしました。巨人原監督と阪神矢野監督の素質は
原監督:024-012-789
矢野監督:789-125-100
取り上げた試合は5月20日の阪神VS巨人
結果だけをみればこの試合は、巨人が延長戦を制して勝利をあげています。先制したのは巨人ですが、阪神も9回に大山選手のホームランで同点にしています。延長12回、阪神中野選手のエラーをきっかけに、巨人が後続の打者につないで、4点を取って勝ちました。
まず、巨人の原監督はサードモードに素質タイプ789があります。サードモードは突発的な出来事、切羽詰まった時の心理状態で表れやすいモードです。789は過去の実績や経験に基づいて判断する傾向があります。この展開だと「●●になりやすい」「●●に手を打っておかないといけない」という事を無意識に判断しています。
ファーストモードの素質タイプ024は、問題点を見つけるとすぐに手を打ちたくなる特徴があります。無論、これはその人によって許容範囲はあります。それはよく言えば状況に応じて手を尽くしている、と見られ、采配が裏目に出れば「イジリすぎ」「我慢していれば・・・」と言われてしまう事もあります。
一方で、阪神の矢野監督はサードモードに素質タイプ100があります。100は、人任せにせず、自分一人で抱え込んで、すべて自分で対応しようとする傾向があります。ピンチになってしまうと、なかなか他人に相談する事ができないのかもしれません。かつ、ファーストモードに素質タイプ789があります。ファーストモードに789の特徴としては、7,8,9と言われるように、最後の最後まで状況を見極めて物事を判断する傾向があります。矢野監督のファーストモードとサードモードの特徴から見れば、どうしても判断に遅れが生じてしまいます。
矢野監督の一連の采配を見ていると、阪神ファンから見ると、何も手を打たないで流されるままと映っているわけです。
原監督も矢野監督も同じ素質タイプ789があります。でも心理状態(モード)によって全く違う特徴が出ていますよね。
今年のプロ野球は、投手力の充実が目立っています。簡単に点が入らない試合が多いです。采配で点を奪う事も勝敗に直結する事も昨年より多くなるかもしれません。そのような試合が多くなるからこそ、自ら動く監督の方がいい結果を出しやすいのかもしれません。
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