検証!2022年Jリーグ開幕直前 素質論で診る清水エスパルスの今シーズン 「今年こそ」
今年こそ「残留争いしないで!」今年こそ「クラブの方向性や方針」をちゃんと決めて!今年こそがタイトルです。
この時期になりますとサッカー識者と呼ばれる方々が、J1順位予想します。それに混じって私も勝手ではありますが、今年もエスパルスのシーズン予想をしちゃいます。げんた会メンバーには、げんた会で一足先にお話ていますが、いかんせん、コロナ禍でメンバーにも会えず、お酒を楽しく飲むこともできず・・・
私の場合は、素質論でチームの監督のバイオリズムを調べてそのチームのシーズン予想をしてます。サッカー有識者、経験者からすると、私の予想に「はあ!?」「何それ?」「そんな事あるわけねえじゃん!」という感情を持つ人もいると思ってます。参考程度であっても、予想したことがドンピシャリと当たる事も、当たった事もあり、関係者が驚いたこともあります。そのような方々とは違った見方をしてシーズンを追ったり、または結果を楽しむ事もチームを応援するサポーターにとっての醍醐味ではないでしょうか。今回も100%の全力予想です。
私が応援している清水エスパルスは、昨シーズン終盤でロティーナ監督から平岡監督に変わりました。平岡監督の今シーズンの月ごとのバイオリズムを診て、「点」ではなく「線」で今シーズンを流れで追ってみようと思います。
早速ですが、今シーズンの平岡監督の月ごとのバイオリズムは次の通り。
2月 ☆☆☆ 1,2節
3月 ☆☆☆ 3~6節
4月 ☆☆☆☆ 7~11節
5月 ☆☆☆☆☆ 12節~16節
6月 ☆☆ 17節~20節
7月 ☆☆☆☆☆ 21節~23節
8月 ☆☆ 24節~28節
9月 ☆☆☆☆ 29節~31節
10月 ☆☆☆☆☆ 32節~34節 (最終節は10月扱い)
穏やかではありますが、低迷したまま安定している状態です。好調な時もありますが、気を緩めてしまえば、思わぬ落とし穴に落ちる事もありますので、油断は大敵です。もしかしたら、チームの内外問わず何かと注目されるチームになるのでは、と思ってます。(国立で試合を組まれてる日もあるしね!)
今年も新型コロナウイルスの影響で、各チームに感染者が出たり、感染対策でナーバスになっていたりで、満足のいくチーム作りができたとは言い難いチームがほとんどではないでしょうか。エスパルスも例外ではありません。
エスパルスとしては、昨シーズンのサガン鳥栖のように序盤で勝ち点稼いで少しでも余裕をもって戦いたいですが、それはどのチームも同じです。開幕ダッシュできれば理想ですが、平岡監督の2月、3月のバイオリズムをみるとそうはいかないです。
2月、3月はリーグ戦、カップ戦を戦いながら多くの選手を起用してみて、成長のための新陳代謝の時期かなと読んでいます。結果だけを見ればモタついたり、詰めが甘くなったりで今ひとつな試合が続く事も十分考えられます。監督、サポーターも結果が芳しなくても忍従が大事です。
昨シーズンは、レギュラーを決めて戦術の落とし込みだけでモタつくのと、成長のための新陳代謝では意味合いも伸びしろも大きく変わってきます。
それでも手堅く勝ち点を拾えていればOKです。監督も色々試してけじめをつけて、ある程度今シーズンのレギュラーを決めてくると思います。そのような試行錯誤の結果が4月、5月で大きく飛躍する可能性があります。
6月は1つめの山場ですね。好調であればシステムや戦術の変革、改革など、監督の思いとは裏腹な事が出てくるかもしれません。また、選手の中でもここまでの活躍でカテゴリー問わず日本代表に選ばれる選手も出てくるかもしれません。チームにとって環境の変化が訪れやすい時です。チーム状態が好調で結果を残していても、基本的なチーム方針、コンセプトを思い返して、再度、チーム作りをしていくことがポイントです。ダメなら立て直す。上手くいってれば変にいじる必要はありません。上手くいってるのに、違う事をしたくなったら要注意です。
8月が2つめの山場。低迷期に入りやすい時です。悪手、禁じ手にも手を出しやすい時です。迷う事があっても結果が出ている時と同じ正攻法を貫くか、1点突破に集中する方が功を奏しやすい時で、原点に立ち返れるかが大事です。リーグ戦で中位につけていて、ルヴァン杯も残っていれば思い切って勝負に出ていいでしょう。残りのシーズンを見据えて、無理せず力を蓄える時でもあります。監督としては狙うのか、温存か、舵取りが難しい1か月でもあります。
また、サッカー識者の予想と裏腹にリーグ戦でいい結果が出ていれば、選手にも目がいきます。開幕当初は主力は残留してくれましたが、この時期で頼りにしていた主力が他チームに引き抜かれたり、レンタル移籍になったりで戦力ダウンにも注意が必要です。けが人は毎度の事なので割愛します。
「タイトルを狙う」と権田主将は言ってましたが、タイトルを狙う上でも8月は重要です。ルヴァン杯はベスト4まで勝ち残ったらチャンスは出てくると思います。私は、ルヴァン杯よりも天皇杯の方がチャンスは有りそうと見ていますが・・・
選手の能力、モチベーション、平岡監督の采配やバイオリズムなど、目には見えないですが、まとまった1つの力になるととてつもなく大きな力になるんですよね。昨シーズンの残り4試合の戦いぶり、平岡監督の9月、10月のバイオリズム、昇格を決めた年と似たような流れで予兆を感じます。
最後は、リーグ終盤で勝ち点を稼ぐエスパルスは今年も健在か?
素質論以外の要素では、エスパルスはリーグ終盤で勝ち点を稼ぐ傾向があります。ここ6シーズンの残り5試合のスタッツは
16年 15点
17年 5点
18年 9点
19年 4点
20年 5点
21年 10点
リーグ終盤は「何かがかかった試合」が多くなります。下位なら残留、上位ならACL出場権、優勝です。リーグ終盤で勝ち点が稼げる事はいい事なので、これについては対戦相手が強い、弱い、バイオリズムがいい、悪いではなく、エスパルスの新しい文化にしてほしいです。今年は、それを根付かせるチャンスです。
30周年なんですよね。今年こそクラブの方向性、方針もビシッと決めてよ!そういう事も今年から始めても根付くから。J1に残っていられるのは、サッカー王国のプライドと一時代を築いてくれた大先輩達の指導、ノウハウなどの先輩達の「貯金」で生き残ってこれました。もうその貯金もなくなりますから、フロントには危機感を持ってほしいです。
ほとんどのサッカー識者は、エスパルスを下位予想としていますが、私は1桁順位で終わる事も十分あると思ってます。(サンタナの2桁得点とサンタナ以外で点を取れる選手が出てくれば期待大です。)1桁で終わったら、サッカーダイジェスト、サッカーマガジンの識者はエスパルスにお詫び文を書いてください(笑)
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