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2021年4月 8日 (木)

高校野球の球数制限から考えるこれからの組織の在り方

今年の春の選抜高校野球大会は、1人の投手につき「1週間に500球」の投球制限(申告敬遠もあり)が設けられました。

大会を通して、目立っていたのが1,2回戦が終わって継投が多かったです。ベスト8まで残った高校のうち、1,2回戦を1人で投げぬいたのは、天理のエース、達投手だけでした。球数制限の前からも、近年の高校野球では「絶対的エース」よりも「複数投手」を育てる傾向が強いです。


球数制限から見えるこれからの組織の在り方、モデルになるかもしれないのがパルテノン型組織と呼ばれるものです。

パルテノン型組織は、ギリシャのパルテノン神殿をイメージするとわかりやすいのですが、パルテノン神殿は1つの柱ではなく複数の柱で支え合っています。組織もこれと同じように、1人のリーダーではなく、複数のリーダーによって組織を支えるものです。

複数のリーダーによって、それぞれが自立し、支え合う組織なので、状況の変化や長期戦に強いとも言われています。一方で短期戦は弱点となりやすいです。

パルテノン型組織で大事なポイントは、組織全体で目標を達成することが大事で、人は弱点に注目するとどうしても委縮しやすく、思い切りも悪くなってしまう。しかし、強みに期待してあげるとのびのびと行動でき、自信を得て、組織の中に居場所を見つける事ができます。良かれと思ってやる弱点の克服は、その後でもいいのです。

事例として挙げた高校野球は、トーナメント方式の短期決戦ですから、監督によっては先の事を考えずに、試合に勝つために球数の事を考えずにエースに託す監督もいるだろうし、相手チームとの力関係をみてエース起用を先発に固定せずに、臨機応変に臨むチームもあるでしょう。


実は、パルテノン型組織のようなチームがあったんです。そのチームは埼玉西武ライオンズです。


私は、埼玉西武ライオンズはプロ野球チームの中でもパルテノン型組織なチームだと思います。先に説明したように、選手の強みを生かし切って勝てるチームだからです。ライオンズファンなら説明するまでもないですが、敢えて説明しますと、山川選手と中村選手は、ホームランは打てるが走塁は苦手、一方で金子選手、源田選手は長打力は劣るが盗塁はできる。選手たちの強みを理解して、存分に発揮させる辻監督の手腕も大きいです。

ホームランを50本打つ選手がいなくても15本~20本打つ選手が4人育てればいい、20勝投手がいなくても8勝~10勝する投手が4人、5人いればいい、こうしたチームはケガ人が出ても影響を受けにくく、特定の選手の好不調にも左右されづらいです。これは、企業でも同じ考え方ができると思います。


大企業に入れが安泰という時代ではありません。自分に向いている仕事、生き方について、職業は時代を読みながら上手く選択する事も重要です。これからは、もっと個人の力が求められるかもしれません。その流れで組織やチームの在り方も変わってきます。武田信玄の言葉にも「人は石垣」という言葉もあります。

基本はすべて「人」です。人を見つめ、人と接して、どのように組織、チームを安定させるか、力を発揮させるか、これからの時代に備えて、じっくりと考えてみる機会ではないでしょうか。

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