無料の罠に気を付けよう!
コロナ禍ですから、お買い物するにも値段は少しでも安い方がいいですよね。お値段無料とか、屋外屋内で行われているイベントが入場無料と書かれていると、つい寄りたくなってしまいます。
「無料」と掲示されていると、手にとってしまいたくなったり、寄ってしまう気持ちはよくわかります。
なぜ、立ち寄ってしまうのか?それは単純明快で、無料と掲示されたものには弱いからです。
なぜ、人は無料に弱いのか?
それは、損失を完全に回避できるからです。完全というのがミソ。
20円のチロルチョコが、10円引きになっても人の気持ちはあまり変わらないと思いますが、10円のチロルチョコが0円になると「無料」という特殊なカテゴリーになりますので、この時は人は別の感情が起こり行動する傾向がみられます。
10円と0円、1円と0円でもそこには1円以上の意味や価値があるのです。
私が住んでいる静岡県は「さわやか」があります。「さわやか」は県外のファンも多くて、休日のランチはどのお店も並んでいます。例えば、さわやかのげんこつハンバーグがその日限り「無料」とします。おそらく、県内外のさわやかファンはここぞとばかりにさわやかに行くでしょう。3時間待ち、5時間待ち、中には閉店まで並ぶ人もいるでしょう。
無料は、損失を完全に回避できますが、実は、それで何かを失っている時もあります。上記の事例で言うならば「時間」ですよね。ディズニーのアトラクションみたいに、並ぶ雰囲気まで楽しめるのであれば、3時間、5時間待ってもいいと思います。
ただ、ハンバーグが食べたいだけならスーパーで購入する、ひき肉を買って家族で料理する、別のお店へ行くなど、並ぶ時間を別の何かに使ってもいいのではないでしょうか。
時間は有限です。機会損失をよく考えて意思決定をする事も重要だと思います。無料と掲示されていても、考えて行動する事が大事です。
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