受動的攻撃性(パッシブ・アグレッション)
4月は入学式や入社式があり、新入生、新社会人が誕生するシーズンですね。個人的には、新しい世界に足を踏み入れる者を祝福しているようにも感じます。
今年は、コロナ騒動がピーク手前にあり、なかなかそのような気持ちになりづらいかもしれません。
入社式を終えて、社会人という立場になりますと、今までの学生生活の延長では太刀打ちできません。生活から何からそっくり変わります。そして、人間関係も学生時代とは大きく変わります。関わり方も築き方も変わってきます。ちなみに、入社3年目までに会社を辞める理由の1,2番に人間関係についていけず、退社をする人がほとんどです。
これから先輩、上司、時には部長、社長と一緒に仕事をしていかなければならない時もあると思います。いい先輩、上司もいます。でも悪い先輩、上司もいます。もしかしたら、これからあなたが勤めようとしている会社の先輩、上司が悪い人だったらどうでしょうか?
普通に考えれば嫌ですよね。退職届出しちゃおうかな~なんて考えてもおかしくはありません。悪い人ならいいんですよ。あなたが見限らればいいだけの事ですし、退職も選択の1つに入れればいいだけです。
いい人そうなんだけど・・・ 別に悪い人には見えないんだけど・・・ なんかねえ・・・みたいな人、こういう人が、一番やっかいなんです。
新社会人になる人、女性の多い職場に勤めている人に、頭の片隅に入れていただきたい用語があります。
「受動的攻撃性」 または 「受動的攻撃」
英訳するとpassive aggressive ほとんど正反対の言葉が1つに結びついていて、あまり類を見ないような単語です。もっとわかりやすく言えば
「遠回しの怒り表現」
普通に攻撃するという行為は、相手に直接的に言ったり、やってはいけませんが暴力を振るう事が挙げられます。受動的攻撃というのは、何かを頼まれたのに、忘れたふりをする、サボタージュ、他人の非難をする、わざとミスをして足を引っ張る行為などが挙げられます。
職場でよくあるのはまだ、あなたが何も知らないのに、教えられてもらってもいないのに、配属先の先輩、上司から
「言わなくてもわかってよ~!」
こんなこと言われることがあるんですよ。その前にあなた方、私に何も言ってくれなかったじゃん!って思いますよね。
だからこそ、その裏に潜む心理とこんな行動を取る傾向があると知っておいてほしいのです。
「こういう人は、他者への働き掛けが苦手、当然、労わる思いやりもないし、否定的な感情を抱くと自分は一歩引いた形で間接的な攻撃行動を取ります。怒りを巧妙に隠してあなたを攻撃するわけですから、たちが悪い」
敵意や怒りを隠しても、駄々洩れになっている場合もあります。受動的攻撃は怖いものです。社会人になると、このような困ったちゃんにも相手しないといけない時があります。それ以上に素晴らしい人格者、経営者にも出会えます。特に今年、新社会人になる方は希望を持って社会人として活躍してください。
人間関係を制する者が仕事を制します。
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