検証!清水エスパルス クラモフスキー 新監督就任
プロ野球の球春は2月からですが、もうJリーグはキャンプが始まっており、各チームとも2月のリーグ開幕戦、その前週のルヴァン杯に向けて、練習にはげんでいます。
我が清水エスパルスもクラモフスキー新監督をむかえ、このブログを書いている時は鹿児島キャンプの期間です。シーズン前でも、シーズン中の途中交代でもエスパルスの監督が代わるたびに、素質論で検証していますが、今回もクラモフスキー監督について検証します。就任会見も動画で見ましたし、顔つきとか見たら「お!」と思える部分がありまして、私自身が、結構気になってました。
検証する気持ちが満々でした(笑)
クラモフスキー監督の素質と経歴
ピーター・クラモフスキー: 888-012-125-8888-A-d-j
経歴:2008~2009 ハナハイキFC アシスタントコーチ
2009~2010 パース・グローリー フィジカルコーチ
2010~2011 オーストラリアU17 AND U20代表 アシスタントコーチ
2011~2012 アデレード・ユナイテッドFC フィジカルコーチ
2012~2014 メルボルン・ビクトリーFC
2014~2018 オーストラリアナショナルチーム アシスタントコーチ
2017・6~2018・1 オーストラリアU17代表監督
2018・1~2019 横浜Fマリノス ヘッドコーチ
2020~ 清水エスパルス監督
オーストラリアのサッカー事情は、よくわかりませんが、いくつかのチームをわたり歩いている点に監督の素質を感じるものがありました。監督の持つ素質タイプ888は、可能性を追求する特徴があり、名のあるチームに惹かれやすい傾向もあります。クラモフスキー監督を支える素質コア8888は、生き生きとした情熱的な性格、面白い!と思える目標ができると勝ち気で負けず嫌いな面があります。情熱家なんです。
たまに、節操がなくなったり、落ち着きがなくなったりしますけど・・・ エスパルスを選んだことも、きっとエスパルスにはクラモフスキー監督から見たら、何か光るもの、可能性を感じさせるものがあったのかもしれません。
また、素質タイプ888も素質タイプ012も未知の分野で、挑戦したいフロンティア精神を持っています。アデレード・ユナイテッドもメルボルン・ビクトリーもオーストラリアでも名門のチームで、数年前には、冬の風物詩であるクラブW杯にも出場経験があるチームです。
監督の求める「可能性」は、タイトルを狙えるも考えられますし、監督がやりたい、やってみたいサッカーができるというのも可能性追求にあると思います。
◎私は、ずっと前から思う事がありました
この温暖でのんびり、おおらかな静岡の土地に合う人材は大きく分けて2タイプあると思います。1つはオリベイラのような厳しくも育てるのが上手な人、静岡の人は、他県からは、おおらかでおとなしい印象があります。おとなしくも心の中では「やってやる!」「一発狙う」ビジネスや仕事ならば「もうけてやろう」的な気持ちは持っているのです。
情熱は持っているけど、それを表に出さない。スポーツも同じで、能力はあるが・・・ おとなしい静岡人に必要なのは「情熱」
情熱家の登場は、私にとっては願ったりの人物です。エスパルスは、能力はある選手は多いと思いますし、だからこそ、監督の持つ情熱が上手に伝われば、私は覚醒する選手も出てくると思ってます。
求める2つ目は「情熱家」クラモフスキー監督は、歴代のエスパルス監督では初めてのタイプです。過去はおとなしい人、自分の考えをしっかり持ってる人が多かったですね。
就任会見からもクラモフスキー監督の素質が垣間見えます。特に印象に残ったのが次の2つのコメントです。
①「チャンピオンを目指そう、一番になれなければ意味がない。」
②「ファン・サポーターがワクワクしてほこりに思えるようなチームにしていきたい。毎日、チャンピオンのように練習して、毎日、自分たちが上手くなれるようにチャレンジしていきたい」
①のコメントから素質タイプ888はベクトルAに属しますが、ベクトルAを持ってる人の人生観が出ていますね。それは
「一番になれるもの探し」
②のコメントからもワクワクって言葉ありますけど、ワクワクしない事に魅力を感じないのが888を持ってる人です。毎日、自分たちが上手くなれるように・・・ 日々向上を目指す012の精神性を感じます。
クラモフスキー監督は、おそらくは段階ごとにテーマを設け、最初こそは一歩一歩、プロセスを大事にするであろうと思います。段階を経てチームを強くする、あるレベルに達したら一気に広げたり、高めたりして強くしていくだろうと、私は読んでいます。
◎選手もコーチも、何かあれば監督に意見を言おう。大丈夫だから
大人しい静岡人、いや、これに関しては日本人全体か(笑)何かあれば、監督には意見を言ってみましょう。全てがオープンと言うわけではないのですが、クラモフスキー監督は、自分の意見をはっきりと伝えられる人を評価しやすい傾向があります。
その根拠は、素質タイプ012と8888の後に続くベースポテンシャルAです。
まず、素質タイプ012は周りとコンセンサスを上手に取りながら、周りの意見を聞きながら物事を進める傾向があり、ベースポテンシャルAは負けず嫌いで自分の強い芯を持っています。監督に意見する事で、監督から見たら闘争心があると、その人をいい方に評価するわけです。
そして、監督は自分の意志をはっきり伝え、活性させればいいと思っているからです。だから、選手もコーチもドンドン意見を言った方がいいという事です。もちろん、感情任せに言うのはNGですけどね。
◎こういう人がいたら、こういう対応してくれたら心強いよね
Jリーグで指揮するのは初めてですので、監督の右腕になる人だけでなく、左腕になる人も必要です。可能性追求の人ですから、下につくのは何でも知ってる人、困った時、ピンチの時に、この人がいれば、この人に任せておけば大丈夫!というコーチだったら力を発揮しやすいと思います。そこは篠田さんお願いしますよ!篠田さんも「困ったら俺に聞け!」くらいの事を監督に話してほしいな。
◎皆さんにお願い!
監督の会見はあまり鵜呑みにしないようにしてください。できない事なのに、できると言ってしまう時がありますので(笑)目標ができると、後に引けない性格であるがために。
試合を見に行く方(私も見に行きますよ)は、試合中の監督の姿。黙って、ドカッと座ってる事ってあまりないんじゃないかな~なんて思ってます。常に身振り、手ぶりで選手を鼓舞している姿が目に浮かびます。
その辺も、テレビでは見られない試合観戦の楽しみ方ですね。
« 第11回げんた会レポート | トップページ | あけましておめでとうございます »
「検証」カテゴリの記事
- 検証!2023WBC優勝 侍ジャパンを支えたコーチ陣(2023.03.28)
- 検証!清水エスパルス ゼ・リカルド監督と秋葉忠宏コーチの関係性(2023.02.26)
- 検証!ゼ・リカルド監督 2023年のバイオリズム 清水エスパルス2度目のJ2 シーズン前半(2023.02.13)
- 検証! 清水エスパルスJ2降格(2022.12.31)
- 検証! 素質論で今回のW杯日本代表で得点をあげた選手のバイオリズムを検証してみた。(2022.12.23)
情熱家クラモフスキー監督がくすぶっているポテンシャルの高い選手達を開眼させることが出来るか?ピンチになると蹴り出すだけの弱腰のサッカーから脱却し、後ろからでも繋いでいこうとするサッカーにチャレンジするのはワクワクします。
ギリ残留した上にエースが移籍、おまけに監督は未経験者。客観的には楽観視する要素は皆無ですが、それでもワクワクするのは監督が持って生まれた素質のおかげかもしれません。
あす私のブログでも紹介したいと思いますので転載させて下さい。
投稿: げんた | 2020年2月 6日 (木) 15時30分
げんたさん
ブログに転載の件は了解です。う~ん、今シーズンは楽観できる要素の方が見つけづらいです。ならば、思い切って新しいエスパルスのサッカーを築いていく方が、長い目でみて実になりやすいと思ってます。
唯一の期待は、歴代のエスパルスの監督でも初めてのタイプ、かつ、情熱家。能力が眠ってる選手が多そうな中、監督の持つ情熱で選手の戦闘力が上がる事を期待したいです。フィジカル、テクニック云々だけでなく、例年以上に強い気持ちを持つ事も大事かと思います。
投稿: いしかわたけし | 2020年2月 6日 (木) 21時34分