検証!Jリーグ後半戦再開 清水エスパルスは繁栄の道を歩むか、滅亡か②
W杯はフランスの2度目の優勝で幕を閉じました。クロアチアが優勝すれば20年おきに新チャンピオンが出るというジンクスは継続されたのですが、今年で打ち砕かれました。
さて、W杯の熱狂も残る中、日本ではJリーグが今日から再開します。素質論でヨンソン監督のバイオリズムを検証した上で、かつ、これまでのリーグ戦の状況を踏まえて、エスパルスの後半戦の展望をお話ししようと思います。
◎リーグ全体のここまでの展開
・サンフレッチェ広島が2位FC東京に勝ち点9差をつけて、独走状態
・名古屋グランパスが単独で最下位
・10位清水エスパルスから16位ガンバ大阪までは勝ち点3差、さらに17位のサガン鳥栖までは、勝ち点5差
・ヨンソン監督と似てるバイオリズムで、FC東京の長谷川監督は2位、名古屋グランパスの風間監督は、最下位、昨シーズンも優勝か降格でしたので、結果が両極端
・清水エスパルスは、若手が非常に頑張っている
・大混戦になってる理由は、ファーレン長崎、コンサドーレ札幌の躍進、鹿島アントラーズの不振、リーグ戦の過密日程も考えられる
◎エスパルスに関して、ここまでの流れ
・シーズンが始まる前にお話しした通り、ちょっとした事がいい方に流れたり、ちょっとした事が悪い方に流れたりで、連勝すれば順位が2,3つ上がるが、連敗すればあっという間に下位に沈む、非常に浮き沈みが激しいシーズン前半でした。後半戦もいい流れに乗れば、ベスト5もあり得るが、悪い流れで修正ができないままだと、最悪は降格もあり得る。
・ルバン杯と天皇杯は負けているので、リーグ戦に集中できる。今年に関しては、ルバン杯と天皇杯で残っているチームは、リーグ戦では足かせにしかならないので、早く負けた事はエスパルスにとっては、プラスになっている。
・ヨンソン監督自身、今年は身の回りの予期せぬ変化が多い年、また監督自身、戦術、選手起用等の引き出しはたくさん準備しているはずだが、監督自身が納得しないと決められない性格なので、それが災いして後手に回る時もある。ただし、決めたら、思い切りのいい監督なので、どんな相手でも完勝してしまう事もありえる。
◎ポイントになりそうなところは7月、8月
でも、その前にヨンソン監督の7月以降のバイオリズムのおさらいです。
7月 ☆☆
8月 ☆☆
9月 ☆☆☆☆
10月 ☆☆☆
11月 ☆
7月、8月の低調期に、どれだけ勝ち点を取れるかだと思います。
残酷ですが、7月、8月は好調な人は好調、不調な人は不調なのです。今は、どのチームも団子状態ですが、9月末までには上位と下位の差が開いてくると思ってます。ただし、エスパルスは、7月、8月は苦労が多い割には、益が少ない月になってしまうかもしれません。最悪なのは、あまりにも勝ち点が取れなくて、チームとして方向性を見失ってしまう事です。変動の多いシーズンですから、そのような事も考えられます。
いい方向へ活路を見出すならば3つ
①今まで取り組んできた事、スタメンやシステム、戦術変更等を含め、根底から覆すくらいの大断行をせざるを得なくなるかもしれないが、そのくらい思い切った事ができるかどうか。
②本来の目標から外れないように十分配慮して、たとえ負け試合でもチームの方向性を見出すことが出来るかどうか、
③勝ちも負けも、常に客観的に事実を受け止めて、確実に一歩一歩進むための手段を考えられるかどうか。
希望を言えば、北川選手、金子選手、松原選手、立田選手のほかに、あと1人、2人勢いのある若手が出てきたり、村田選手、兵藤選手等の控え組の活躍次第で、流れは変わる可能性もありえます。
いい方にチェンジするのも、悪い方にチェンジするのも7月、8月の2ヶ月だと思います。今年は残留が目標ではありません。ベスト5が目標ですから、残留について明言しません。
昨シーズン同様、瀬戸際まで追いつめられるかもしれませんが、苦労をした分は、来年必ず飛躍します。
エスパルスの後半戦は、逆境である事に変わりはありませんが、これを跳ね返し、ベスト5に入るようならば、来年はタイトル通り「繁栄の道」を歩む可能性もあります。私もエスパルス応援する一員として、ここに書いた事は、全て杞憂で終わってほしいのが本音です。
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