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2016年2月20日 (土)

素質論とゲシュタルト療法①

素質論は心理学と融合させると高い効果を発揮できます。色々読んだ中で、今回はゲシュタルト療法と素質論の融合について考えてみたいと思います。

・ゲシュタルトって何?

まずは、ゲシュタルトが何か?って事ですよね。ゲシュタルトはドイツ語です。意味は姿・形・状態などを意味する言葉で、部分の寄せ集めではなく、それらの総和以上の体制化された全体的構造を指す概念。広辞苑からそのまま抜粋しました。数年前にゲシュタルトと名付けられた競走馬もいました(笑)

これだけでは、わかりづらいので踏み込んで解説します。人間というのを「全体」と捉えた時、ヴントをはじめとする実験科学としての心理学(実験により一つの細かな要素を集め、「人間はこういう時にこういう反応をする。こういう時にはこういう考え方をする」こうした組み合わせの要素主義に異議を唱えて出来た理論です。ヴントの構成主義の心理学に反対しています。また、ゲシュタルト療法は「気づきの療法」とも言われています。


・事例を挙げて説明すると

例えば「あることに対して怒っている」としましょう。この現象は「様々な要素が組み合わされている状況ではなく「全体としての反応」と考えます。人間の様々な要素を組み合わせれば、人間がわかるようになるはずというのではなく、人間はもっと複雑で「ブラックボックス」のようなものであり、何かの刺激(言葉、状況)にどのような反応をするのかはわからないということを示しています。



ゲシュタルト療法の気づきの中で一番大事なのは、瞬間瞬間の自分に気づくことです。この気づきについては長くなってしまうので次回にします。

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