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2016年2月26日 (金)

素質論とゲシュタルト療法③

前回は、主にゲシュタルト療法における気づきの3領域についてお話ししました。今回は、ゲシュタルト療法の基本的な考え方についてお話ししようと思います。

・図と地の反転

ゲシュタルト療法の基本的な考え方の1つに「図と地の反転」というのがあります。人が1つの部分(図)に注目する時、他の部分は背景(地)となって見えなくなってしまいます。まず、ゲシュタルト療法では、意識に現れてくるものを「図」、それ以外のものを「地」と呼んでいます。人間の意識には、2つ以上の欲求が同時に現れてくるのもよくある話ですよね。例を挙げていきますと、明日までの仕事を終わらせたい、ご飯を食べたいし、眠たい、あっ!トイレにも行かなきゃ、などたくさん同時に現れたときは、「図」としてまとまらないし、それらの欲求に同時に応える事はできません。

ここで、多くの欲求の中で、今、自分にとって一番大切な欲求が何であるかを考え、それを「図」として選択することが大切になります。今は、高校、大学受験シーズンですね。例えば、ここまでに勉強を完成させたいが眠たい自分がいたとしましょう。受験勉強をした方なら、誰もが経験がある事だと思います。この時、明日までに勉強を完成させたい欲求と眠たい欲求と2つあります。ここまでの勉強をしようとしても眠たくて勉強に集中できません。この場合では、少しでも仮眠を取ってから勉強する等の手段を取りながら、その時々に一番大切な「図」を処理していくことで、スムーズに日常生活を続けることが出来るのです。


・各エレメントコードに影響

やりたいこと(WANTS)よりもすべきこと(SHOULD)を重視すると、どちらを「図」にするか選択できずに、やりたいことを抑えてしまうこともあります。抑えられたやりたいことは未完結の経験となり、何度も「図」に現れようとするので、常にどちらを「図」にするか悩み続けることになります。素質論の融合で考えると、ファーストエレメントやサードエレメントよりもセカンドエレメントばかりを意識しすぎたり、または意識せざるを得ない状況が続くような状態です。感情としては一旦「図」として表面に現れないと自分のなかで統合されていきません。このような状態がずっと続くと自分の中でバラバラになったり、ファーストエレメントを殺してしまったり、セカンドエレメントの自分が「本当の自分」であると思い込んでしまいます。本当の自分の欲求ややりたいこと、実現したいことが何かということすら分からなくなって、とうとう生きている実感が持てなくなってしまう事さえあります。


次回は、いよいよゲシュタルト療法に素質論的なアプローチ方法をお話しします。

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