エスパルス再建④ 小林伸二氏が監督就任
小林伸二氏がエスパルスの監督に就任しました。私の中では誰?と思ってしまいました。経歴を見ると大分、山形、徳島の3チームをJ1に昇格させた実績があり「J1昇格請負人」とも呼ばれています。指導歴も25年あり、おそらくは日本サッカー界の中でも、J2は上位に入るほど熟知していると思います。前のエスパルス再建③のブログで左伴社長は、ある意味ビッグネームや実績、経歴に弱いという事を挙げました。避けようのないどストライク感もあるのですが、選考基準はもちろんそれだけではありません。ここで、選考要件をおさらいしておきましょう。
①監督就任後、2年以内にJ1昇格経験のある
②J1昇格させた翌年に残留経験をさせている
③経営規模の異なるクラブを経験して、その双方で結果を残せている
④選手、コーチングスタッフ、フロントスタッフとの距離を縮めて信頼関係を築くことができる人間性を持っている
⑤エスパルスのウイークポイントである守備力を短期間で改善できる
⑥ポジション別の個人指導に定評のある (小林監督就任のお知らせから抜粋)
以上の6点が選考要件でした。
そして、エスパルス新監督となった小林伸二氏のCANCODEですが
小林伸二: 000-000-888-0001-G-a-g
CANCODEを調べた時に、1つ疑問がわきました
・大分、山形、徳島と同じようなサッカーをするのか?
上記の3チームは、攻撃よりも守備に重点を置いて昇格してきたチームです。CANCODEから見ていきますと、小林氏は物事を決めていく時の基準は、未来志向で希望や可能性を優先する傾向があります。サポーターやファンの中にある声では、小林氏が掲げているサッカーは「守備的」とも聞いています。サッカーは、負けなければ勝ち点を得られるのですが、昇格を目指すとなると勝ちにいかなければなりません。実は、今回のブログを書くにあたって違和感を感じてました。なぜ、可能性や希望を信じて物事を決める傾向のある方が、本当にエスパルスで守備的なサッカーをするのか?と思っていました。今のエスパルスは、型にハマればソコソコ点は取れるチームです。その違和感は、私の言葉の解釈に問題がありました。
・守備的にという言葉の解釈
守備的に試合をするのと守備の建て直しとは、根本的に意味が違います。前者は、戦術、戦略の問題であって、後者は1シーズン通してやらなければならないことです。これからのエスパルスに求められるのは、まず守備の立て直しです。事実、守備偏重の戦術でチームを作っても上位に食い込んできたチームもあります。守備力はもともとあって、得点力のある選手がいれば、それは十分起こり得ることです。話を選考要件に戻しますが、6つの要件をじっくりみると、戦術や戦略だけで決めていない人事であることも読み取れます。
・エスパルスには大きな可能性がある?
私は、選考要件④も注目しました。今シーズンなかなか勝てなかったフラストレーションの影響などもあったと思いますが、選手が出し切ったというより出し切れないままシーズンが終わってしまったように感じました。フロントとチームの一体感がなければ、選手は力を発揮しにくいと思いますし、監督も思い切った采配もできないと思います。そして、選考要件④については、私自身はチームの和を重視できるベクトルHを持った監督を熱望していましたが、小林氏でもいいのではと考え方が変わりました。1st、2nd、000、素質コア0001があり、特徴は飾らない人柄が魅力で既存の枠や型、考え方にはめられるのを嫌います。人間関係においてもつかず、離れずの適度な距離感を保てるのが大きな特徴です。また、1st、2nd、3rdともベクトルAで、ベクトルAの方が物事を決めるときの基準は、自分の直感、可能性を感じるか、ステータスがあるかなどで物事を決めやすい傾向もあります。エスパルスのチームポテンシャルに大きな可能性を感じて決めたかもしれません。就任会見で「サッカーどころ清水、静岡を率いる厳しさ・・・」とも話しています。サッカーの街、静岡県のステータス、そのような街で仕事ができる3rd888のチャレンジ精神やJ1昇格という冒険心、大志も無意識にくすぐられたかもしれません。ベースポテンシャルGとポテンシャルaとgも見ていきます。ベースポテンシャルGは、ゼロからでも組織やグループ作りが上手な人に多く見られ、皆さんの回りにも〇○の会や○○グループなど、組織の発起人になっているケースがよく見られます。ポテンシャルaとgはについては、aは実行力で組織やグループの方針を途中であきらめることなく、最後までやり通す力があり、gは責任感が強く、そのミッションを達成すべきにあたって、人材を上手く活用したり、親分肌で人の面倒をみることが好きです。
CANCODE全体を見ても勝負師としては、いい組み合わせです。000も888もとっさの状況判断に優れ、臨機応変に対応できます。サッカーのような混沌なスポーツにおいて、臨機応変に対応していく事は、必要な事ですよね。フロントは一旦決めたなら小林氏が望むように、ある程度自由に任せる方がいい結果を生みやすいと思います。1年で昇格を目標としていますが、私は1年では厳しいかもしれないと思っています。2年目ではブレイクしていますので、2年で昇格くらいの気持ちで見守りたいと思います。ブレイクできるかどうかは選手次第になりますが。
人選とタイミングについてはベストな時期に発表だったと思います。3月開幕に備えてしっかりと準備して、1年で昇格を目指して頑張ってほしいです
« 叱れない親が急増中! | トップページ | 検証!澤穂希選手の引退会見 »
「検証」カテゴリの記事
- 検証!素質論で診る J1残留予想(2022.08.13)
- リクエスト検証!清水エスパルス ゼ・リカルド監督就任(2022.06.17)
- 検証!巨人原監督と阪神矢野監督の違い(2022.05.27)
- 部活動のミスマッチは、なぜ起こる?(2022.05.21)
- 訃報!ダチョウ俱楽部 上島竜兵さん(2022.05.13)
今のチームは当たり前の守備が
出来ないチーム。守備の土台が
ないチームがパスサッカーを標榜
しても通用しない事は大榎前監督
が見事に証明してくれましたから
今回の監督人事は悪くないだろう
と私は感じていました。
但し、選手との契約問題がある為
新監督の下での始動が年明けに
なってしまうのは何とも大きな
機会損失かと思います(;´Д`A
投稿: | 2015年12月 6日 (日) 21時48分
コメントありがとうございます。サッカーを知っている方に聞いたら、今のエスパルスは当たり前の守備ができないということを指摘していました。その方は、よく試合も見に行くこともあるのですが、降格が現実的になるにつれて、選手の覇気のなさの方が気になったと言っていました。まずは、守備の建て直しからで、人選についてはブレていないと感じます
投稿: いしかわたけし | 2015年12月 6日 (日) 22時45分