検証!サッカーは監督で決まる
先日、久しぶりに本屋へ行ってきました。隔週誌のプレジデントを立ち読みして、スポーツコーナーへ足を運んだ時、一冊の本が目に留まりました。それがタイトルにもある「サッカーは監督で決まる」という本です。
なぜ、この本に目が留まったのか?過去にもサッカー日本代表W杯メンバーのCANCODEを分析したところ、その時の監督の考え方や素質に似ている選手が多かったからです。特に、サッカーは集団スポーツの中でも、監督と選手のCNCODEの相関性が高いです。なぜだろう?という思いは、常にありました。そして、この本を読み終えて納得しました。また、監督と選手の相関性が高くなるのは、サッカーというスポーツの本質から起こる現象なのだろうとも思いました。ある大学教授によれば、サッカーの本質はカオス(混沌)とフラクタル(自己相似性)の2つの言葉で定義している。サッカーは未来の予測が難しい混沌としたスポーツで、ドリブルだけ、シュートだけ、フィジカルだけといった具合に切り取るのが、ほぼ不可能です。なぜなら、そのすべてが複雑に絡みあっているからです。そして、サッカーは野球と違い、監督からサインが出ることはありません。ピッチに立っている11人の選手が監督との共通理解のもと、個々に状況を判断してプレーをしなければなりません。
・フラクタルが意味するもの
フラクタルとは、もともとは数学の世界の言葉なのですが、図形のどの部分を取っても、細部を拡大すると全体と同じ形になる、一様な自己相似性を持つものをフラクタルと言っています。サッカーにおけるフラクタルは、まずは監督が考える戦術、戦略を選手が理解しているか、そして、自分と似ている性格や価値観を持っているか、2つのことが推測できます。この事から監督と選手のCACODEの相関性が高くなるのも十分考えられるのではないでしょうか。この本に出てくるサッカーの監督のCANCODEも調べてみました。
ホセ・モウリーニョ 555-025-024-5556
アレックス・ファーガーソン 012-100-001-0120
デルボスケ 025-555-125-0254
グアルディオラ 919-012-789-9190
ユルゲン・クロップ 888-125-789-8888
ヨアヒム・レーヴ 100-108-888-1008
イビチャ・オシム 100-125-125-1001
ハリルホジッチ 100-024-025-1008
この8人の監督の人柄、価値観、指導方法などを読むと、やはり素質の違いがよく表れていると思いました。素質論を知らなくてもサッカーを奥深い世界へ導いてくれるそんな本でした。素質論を勉強した人は、本の横にテキストを置いて下さい。そして、文章中で気になったところはテキストで確認してみて下さい。思わず「あ~」って唸ってしまうと思います
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