検証!横浜FM監督、スティーブ・ホーランド監督の解任劇
少し前になってしまいますが、横浜FMのスティーブ・ホーランド監督が解任されました。今シーズン横浜FMは、序盤から波に乗れず第14節を終えた段階では最下位です。昨シーズンは2位で、今シーズンもACLEではベスト8です。降格圏にいるようなチームではないのですが・・・私はエスパサポですが、立て直して降格圏を脱してほしいと思います。
FMのサポーターではありませんし、チームの現状は不明な点が多いですが、ホーランド監督の采配については気になるコメントがいくつかありました。それらを要約していくと
「交代が遅い」「選手起用が偏っている」「交代枠の5人を使わない」「交代しても同じ選手が多い」
以上が主なコメントでした。
そのような結果になってしまっているのは、采配を振るう監督自身、ホーランド監督の素質を調べてみました。以下がスティーブ・ホーランド監督のCANCODEです。
スティーブ・ホーランド 108-108-789-1087
私は、ホーランド監督のCANCODEの影響が、現象面で出ているのがコメントの指摘通りで「采配」と「選手交代」です。では、なぜ、このような現象が出ていたか、そしてなぜ、監督としてリーダーシップが発揮できなかったかを解説していきます。
まず、「交代が遅い」について解説しますとホーランド監督は、ファーストモード、セカンドモード共に素質タイプ108を持っています。108を持っている方は安心、安全を求めるあまり判断に時間をかけようとする傾向が見られます。現状よりも安全に判断しようとして、決断までに時間がかかってしまう事があります。また、サードモードにある789も状況を完全に把握しきらないと動けない特徴があります。ところが、サッカーは90分の中で、人もボールも動くスポーツです。考えている間に、状況が変わってしまい、ますます交代が遅くなってしまった、というのが私の推測です。
次に「選手起用が偏っている」「交代しても同じ選手が多い」についてもホーランド監督が持つ素質タイプ108と789の影響であると考えられます。素質タイプ108も789もそうですが、自分が信用している選手、自分の気に入ってる選手、自分のお目にかかった選手を重宝しやすい傾向が見られます。つまりは、信用してる人(今回は選手)を厳選しているのです。それが、選手起用が偏っている、同じ選手が多い、結果、交代枠の5人を使い切らない事に繋がっていたわけです。
ホーランド監督がリーダーシップを発揮できなかった背景は、今シーズンのJ1ですね。ここまでの大混戦ですと、少々勝てない時期が続いてしまうと、あっという間に下位に転落します。順位が下がってくると選手もサポーターもフロントも知らず知らずのうちにピリピリしてきますよね。ホーランド監督のCANCODEは、ピリピリした状態が長く続けば続くほどストレスになりやすいタイプです。
勝てない時期が続き、選手からも戦術について批判的なコメントも見られました。選手、コーチ、監督が信頼し合える関係性だったかどうかもリーダーシップに影響していたかもしれません。選手が自分の言う事を聞いてくれないと思いこんでしまったり、本来、言うべきこと、徹底させなければならない事を遠慮してしまったり、素質タイプ108の良さである修正能力も発揮しづらい環境だったのかもしれません。
たら、れば、ですがJリーグの経験値が多いコーチ、アシスタントを起用していたり、何があっても「この人ならすべてを任せられる」という絶大な信頼を置ける人がヘッドコーチにいたら、私は、今のFマリノスの結果は全く違っていたと思ってます。
今回は、プロのサッカーチームを事例として取り上げてみましたが、皆さんの会社でもこのような事はあると思います。役職名がついてる方は、否が応でもリーダーシップを取らなければいけない時もあると思います。
実を言うと、人はみんなリーダーシップ性を持っています。ただ、現状がリーダーシップを発揮しやすい環境か、発揮しにくい環境かを見極めるのはその人自身です。自分が能力を発揮しやすい環境はどんな環境か?どんな人が周りにいたらいいのか?自分を徹底的に理解することが重要です。
人の上に立つ立場の人であっても、自分へのマネジメントとして素質論が必要ですね。
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